対人恐怖症の親の子育て 避けられない事だらけ
対人恐怖症、社交不安障害の親(ママもパパも)の子育ては、前途多難ですよね。
子供の学校行事、PTA、地域活動、そしてママ友といろいろな行事やお付き合いがあります。
自分のことだけなら引きこもって避けることができますが、子供の為となると親としての責任感からいつまでも逃げていられません。
これが本当に私にはきつかったです。
ひたすら子供のために! 対人恐怖症の私も頑張りました。
でも、対人恐怖症の子育ての困難さや苦しみに私は直面しました。
いつでもどこでも緊張するし、失敗はできないし、子供のために変に思われてしまうのも嫌だ。
このがんじがらめで、ただでさえ対人恐怖がきついのに、症状も余計悪化してしまいました。
その上、無理に平静を装ったり笑顔を作ったりママ友に合わせるから、帰ってからヘトヘトです。
もう二度と嫌だ! と決心するものの、ずるずる付き合わなくちゃいけないんですよね。
やっぱり親の気苦労、不安、心配って子供はわかっているんですね
無理しているのを子供はちゃんとわかっていて、心配してくれる素振りをされるとドキッとします。
子供にはそういう心労をかけたくないのだけど、私が対人恐怖症で一杯一杯なので、これも避けられないことでした。
だから申し訳ないし、自分が情けないし、子供に悪い影響を与え続けて、子供が対人恐怖症や別の神経症になったらどうしようと心配になってしまいます。
人がいないところで、のびのびと動物と子供とだけ暮らすことができたらどんなに楽で、子供に私のいいところだけを与えてあげられるのだけど……
そうもいかないのが人間社会です。
対人恐怖症の親でも生きていかなくちゃいけないんです。
逃げ場がありませんし、逃げずに頑張っても消耗するだけですし、私はなんのために生きているのかわからなくなりました。
対人恐怖症はこのようにどんどん悪い波紋が広がっていって、何をしても疲れるだけという最悪な症状だと思います。
私と同じような対人恐怖症ママは多いと思います。
その先の見えない心痛たるや、私には痛いほどよくわかります。
対人恐怖の親は機能不全親なの? どんなことでも自分を責めないで!
機能不全家族という家庭機能が崩壊して、親も病んでいる、子供が病んでいる家庭があります。
そこで生まれ育って子供は、ひどい生きにくさや自分を見失ったり、重いうつ病や精神障害や自傷行為をして、ぼろぼろになっています。
いわゆるアダルトチルドレンといわれる人たちが今も増殖しています。
私の場合は機能不全家族ではなかったけれど、私一人だけ機能不全母親だから、それでも子供が病んでしまわないかととても心配でした。
このブログをやって見識を深めていますと、親一人が病んでいるだけで子供がさらに病んでいくという話をよく見聞きします。
親の性質を子供はコピーしてしまうのも私の実体験からよくわかりますし、じゃあ、どうすればいいのかといいますと、やっぱり自分が変わるしかないんですよね。
子供をうまく育て上げようとすると、逆に子供の心を無視してしまったり、押しつけがひどくて、子供がのびのびできなくなるという逆効果があります。
そうしたら、やっぱり親から変わるしかないんだと思います。
子育て! 子育て! と余裕のない育て方をするよりも、母親である以前に自分が楽に生きられるように、楽しく生きられるように変わりましょう。
それしかないと思います。
親の余裕から子供の余裕が生まれます。
私が気持ちが軽くなって余裕ができてからは、子供のことを心配しなくても、勝手に子供がうまく育ってくれるということがわかりましたから。
対人恐怖症の親はあとは自分を卑下しないで下さい。
そんな自分でいいんだ! と思って下さい。
誰も対人恐怖症を責める権利はありません。
卑下する必要もありません!
みんな誰だって対人恐怖症の要素を持っています。
そういう親の自己肯定感から、子供は自分の存在を肯定してくれます、勝手に!
親が「まあ、どうにかなるさ」と最悪な状況でも思えていると、子供も逆境でも「なんとかなるもんだ」と思えて、乗り越えていってくれます!
下の参考となるURLは、カリスマセラピスト岩波先生の言葉・講演集です。
親と子供の心理的な無意識的な相関関係も詳しく述べてくれていますので、お読み下さい(親向け、保護者向け言葉集から入れます)。
https://www.mind-artist.com/kotodama/